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銀行の出納係が過酷すぎる!1円でも合わないと帰れなかった実体験エピソードを暴露!

女性行員の仕事は、意外と体力的にキツい仕事もあることを知ってましたか?

特に出納係は、体力的にも精神的にもキツい業務内容でした。

この出納係とは一体どういう業務内容なのでしょうか?

この記事では、銀行で10年間働いてきた私だからこそわかる、銀行の出納係が精神的にも体力的にもキツい理由を徹底解明したいと思います!

銀行の出納係は過酷って本当?

クエスチョン

銀行の出納係は過酷と言われており、私の働いていた銀行でも、特に若手の女性行員は辞めていく人が続出していました。

銀行の出納係の仕事内容と合わせて説明していこうと思います。

早速、出納係の仕事内容についてみていきましょう!

①出納係の仕事内容。
窓口女性

簡単に言うと出納係とは、現金を管理する係です。

出納係の主な業務は下記の通りです。

・ATMや両替機の補充やメンテナンス。
・硬貨や紙幣を機械で束ねる。
・窓口で受けた大口の出金の現金を準備する。
・渉外係が持ち帰った入金処理をする。
・夜間金庫に入れられた現金の入金処理をする。
・破けたお札や汚い硬貨、日常的に使えないお金を本部に送る。
・出納機のメンテナンス。
・最終的な「締め」の作業をする。

このように、出納係は常に現金に関わる仕事をしています。

窓口の女性行員がお昼休憩に出てしまったりする時は出納係も窓口業務をすることもあります。

しかし、ほとんどは現金を触っている為、後方に下がっていることが多いです。

元銀行員ちいろ
元銀行員ちいろ

飲食店でバイトしたことがある方は経験したことがあると思うのですが、その日の売り上げを銀行の夜間金庫に投入しますよね。
それは、出納係がお金を数えて入金処理をしているんですよ。

続いて、出納係になった若手女性行員はすぐ辞めるエピソードをご紹介します!

②出納係になった若手の女性行員は辞めていく人が続出?
過酷

私の働く銀行では出納係は、比較的に若手の女性行員が任命されるケースが多かったです。

しかし、若手の女性行員は出納係に任命されると、すぐ銀行を辞めていました。

機械のメンテナンスや修理、現金もたくさん触ることが多い為、手がすごい汚れるんですよね。

機械トラブルがあれば、素手で機械の部品を触ることだってあるんです。

そうすると、ネイルをしている女性行員はネイル禿げてしまいますよね。

それが嫌になって銀行辞めちゃう子がいました。

他にも、現金を持ち上げたり、ATMにお金を補充したり、出納係は一日中動き回っています。

忙しくてトイレにいく暇もありません

バタバタしていてメイクは崩れるし、メイクを直す時間がありません。

このような理由をつけて出納係になった若手の女性行員は続々と辞めていました。

元銀行員ちいろ
元銀行員ちいろ

その子達が辞めた後、銀行に入って5〜10年目の中堅の女性行員が出納係を引き継ぐことが多かったです。

そんな理由で?と思われるかと思いますが本当なんです。

私も何度も出納係をしたことがあるので言えることですが、常に爪は割れてるし、ATMの機械のエラーを修理する時は自動車整備士のように手が真っ黒になっていました。

それぐらい、出納係は過酷な仕事ということが分かりましたね!

続いて出納係がキツいといわれている3つの理由を解説します!

銀行の出納係が精神的にも体力的にもキツい理由は何?!3つの理由を解説!

銀行員はキツい

6つの係の中でも一番、体力を消耗しキツいと言われているのは出納係でした。

では、ここからは出納係が、なぜ体力的にも精神的にもキツいのか、その理由を徹底解明したいと思います。

①お金は想像以上に重いから。
硬貨は重たい。

出納係が体力的にも精神的にもキツい1つ目の理由は、お金が想像以上に重いからです。

毎日、本部より輸送されてくる現金。

硬貨は、金種ごとにまとめて麻袋に入って届きます。

棒金

出納係は麻袋から硬貨を出して、機械で50枚ずつ包装します。

この麻袋に入った硬貨がすごく重たいんです!

どのくらい重いの各金種ごとの麻袋の重さをまとめてみました。

・500円→14kg
・100円→19.2kg
・50円→16kg
・10円→18kg
・5円→15kg
・1円→5kg

この麻袋は何袋も届くので、持ち上げたり運んだりするために冬でも汗をかいていました。

元銀行員ちいろ
元銀行員ちいろ

ヒールを履いた状態でこの作業をする為、中にはぎっくり腰になる人もいました!

このように、お金は想像以上に重たい為、出納係は体力的にとてもキツいお仕事だということが分かりました。

続いて、どんな理由があるのか見ていきましょう!

②ATMや両替機の補充や修理がある。
atm

銀行の出納係が精神的にも体力的にもキツい2つ目の理由は、ATMや両替機の現金の補充やメンテナンスも出納係の仕事だからです。

出納係は支店全体のお金の管理をしていると前述しました。

それには支店に併設されているATMや両替機も含まれています。

お札が詰まってATMが壊れてしまった時。

ATMのお金が足りなくなって出金できなくなった時。

こんな時、連絡が来るのが出納係。

他の行員が対応してくれる時もありますが、ATMの操作がわからない行員もいます。

なので大体、お呼び出しの電話がかかってきていました。

元銀行員ちいろ
元銀行員ちいろ

私は、大型連休の中日にATMの現金がなくなったと連絡がきて、お金を補充しにいったことがあります。

灼熱

そしてお金の補充は、ATMの裏側に狭い部屋でするのですが、その部屋すごく暑いんです!

ATMや両替機が放つ熱で、灼熱の中での作業でした。

その部屋、夏は茹だるような暑さの中の作業、汗をポタポタと垂らしながら補充をしていました。

このように、出納係はATMや両替機が壊れてしまうと、その度に呼び出しがあることが分かりました。

そして灼熱の中での補充作業なので、特に夏の補充作業はキツいことが分かりました。

元銀行員ちいろ
元銀行員ちいろ

汗かくと化粧は崩れるし、制服も汚れるしイヤな作業でした!

出納係が精神的にも体力的にもキツい2つ目の理由は、ATMや両替機のメンテナンスも出納係の役割だから、ということが分かりました

では最後はどんな理由が隠されているのか見ていきましょう!

③「締め」の業務は出納係がするから。
計算する女性

銀行の出納係が精神的にも体力的にもキツい3つ目の理由は、最終的な「締め」をする役割であるからです。

銀行は1円でも合わなかったら帰れない。

という話聞いたことありませんか?

この合う合わないを最終的に計算するのが出納係の役割なんです。

お金が合うというのは、その日、支店全員で行ったオペレーションが滞りなく処理されている。
逆に、お金が合わないということは、どこかで誰かがミスをしている

簡単に言えばそういうことなんです。

この締めの作業で合わなかったら、朝にした処理から15時までの処理を全てを見直す必要も出てきます。

もちろん、間違った原因を見つけるまで永遠に帰れないんです。

なので、締めの為の最終的な計算をする時間が毎回、出納係にとっては結構なプレッシャーでした。

スムーズに帰れるのか、帰れないのか。

締めが合わない原因はすぐ見つかるのか、見つからないのか。

元銀行員ちいろ
元銀行員ちいろ

私も出納係の時な毎回この瞬間、胃が痛かったです。

という訳で、最終的な締め上げの計算を出納係がする為、精神的にキツいということが分かりました!

続いては、私が実際に経験した締めが合わなくて21時まで残業をしたエピソードをお話ししたいと思います!

銀行の締めが合わないと帰れない噂は本当だった!合わないことに最初に気づくのは出納係!

残業

ここで、私が実際に体験した21時まで残業をしたエピソードについてお話したいと思います!

「締めが合わないんです。」

私は、出納係Aに告げられました。

この、「締めが合わない」を合図に窓口の女性行員は一斉に、本日した処理の伝票を見直し始めます。

1度目の見直してミスが見つからなければ他の人にチャックしてもらいます。

けれど、いくら伝票をチェックしてもミスは見つかりませんでした。

この時点で定時の17時。

元銀行員ちいろ
元銀行員ちいろ

大体、この伝票チェックで数字を打ち間違えたとか、伝票を打ち忘れたとかミスが発見できるのですが…

出納機

次に、全てのお金を数え直します。

ATMや両替機、出納機(お金を数えて収納し入出金する機械)、金庫に入っているお金、支店にある現金全て数え直しました。

帳簿上で把握している現金と実際に数えた現金に差異がないか、改めて確認するのです。

この作業で、やっと差異があることに気づきます。

出納機にあるお金が帳簿より40円多かったことがわかりました。

ここで考えられる原因は、お客様にお釣りを返し忘れていた、という仮説が立てられます。

この仮説が立てられたのは、定時をとっくに回っている19時。

防犯カメラ

先程の仮説から、お釣りが発生しそうな取引を特定していきます。

そして、防犯カメラを見直し、行員の動きをチェック

伝票に乗っ取って一つ一つの取引を防犯カメラで見直します。

この時点で、すでに20時。

発見

そして、やっと原因が見つかります。

やはり、お客様へお釣りを返し忘れていました。

そのお客様、入出金や振込など処理がたくさんあったたそうです。

処理を担当したのは入行したての女性行員でした。

新入女性行員はテンパってしまい、お釣りを返し忘れてしまったのです。

そして返し忘れた40円。

まさか自分がお客様に返し忘れた40円だとは思わず、出納機に戻したようです。

午後9時

この原因が分かったのは21時。

そのお客様には、上司からお詫びの電話をし、翌日お釣りをお返しにいく旨を伝えました。

40円ぐらい、全然いいよ〜!

お客様にはそう言っていただき、事なき終えました。

たった40円

されど40円。

たった40円、現金が合わないだけで、21時まで銀行員は残業するのです。

元銀行ちいろ
元銀行ちいろ

お釣りを返し忘れてしまった新入女性行員は、原因が判明した途端泣き出してしまいました。

このように銀行は、間違いがあってはならない世界。

ただ人間なのでミスや間違いは必ず起こしてしまいます。

ただ、そのミスの原因を解明し、修正するという作業は銀行では必要不可欠な作業なのです。

以上、私が実際に体験した締めが合わなくて21時まで残業したエピソードでした!

【まとめ】銀行の窓口の業務内容と出納係がキツい3つの理由。

この記事について、まとめていきます!

出納係が精神的にも体力的にもキツい理由は以下の3つです。

①お金は想像以上に重いから。
②ATM・両替機も出納担当の仕事のため、機械が壊れたりしたら呼びたしをされる可能性がある。
また、現金を補充をする時の部屋が暑いため、夏は地獄。
③「締め」の作業も担当しているため、締めが合わなかった時のことを考えるとツラい。

窓口業務の中でも、出納係は体力的に一番キツい業務で、若手の女性行員が任命されると辞めていく人が続出する、ことが分かりました。

そして、銀行は締めが合わないと、合うまで帰れません!

銀行はお客様のお金をお預かりしている以上、ミスは絶対に許されないシビアな世界なんです

元銀行員ちいろ
元銀行員ちいろ

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