銀行員って何年も勤めるイメージがありませんか?
確かに、長年勤める人も多いのですが、辞めていく人も一定数いる銀行。
私もその一人でした。
私は銀行を退職後、全く違う業界に飛び込んだのですが、銀行員の転職には計画性が必要だと感じました。
そして、銀行員から異業種へ転職していった同期たちも、口を揃えて「転職には計画性が大事」と言っていました。
この記事では、銀行員から転職するためには、計画性が必要な理由と銀行員が転職先として選ぶ職業について、まとめていきたいと思います。
銀行を退職するときに計画性が必要な3つの理由。
なぜ、銀行員が転職するときには計画性が必要なのでしょうか?
その理由は、3つあると考えられます。
①銀行独自のルールがあるから。
1つ目の理由は、銀行独自のルールが存在するからです。
「来月末に辞めます!」
といっても簡単には辞めさせてくれないのが銀行。
少なくとも、私が働いていた銀行では辞める6ヶ月前に申告する、というルールがありました。
それには、人員整備が深く関わっています。
たくさんの支店や部署があり、大勢の行員を抱えている銀行。
一人辞めると、そこに新しい人を補充しなければなりません。
そして銀行の人事異動は年に2回のみ。
育休産休の行員、定年退職する行員、入行してくる行員、の人数を人事が把握した上で、人事異動で辞めていく行員の補充をします。
一般的には辞める1〜2ヶ月前までに申告すればいいと言われていますが、銀行はもう少し早めのタイミングで申告する必要があるのは、その為です。
銀行に迷惑をかけないように、人事異動のある時期(3月か8月)に辞める、という暗黙のルールも存在してました。
②パソコンスキルがない。
2つ目の理由は、パソコンスキルが乏しいとこが挙げられます。
銀行は、個人情報の観点からセキュリティが非常に厳重で、インターネットやメールが簡単にできないようになっています。
特に、営業店勤務だとメールをする機会は、皆無で、お客様との連絡ツールは電話か郵便物になります。
実際に私も銀行を辞めるまで、ビジネスメールを一度も打ったことがありませんでした。
しかし、他の業界は少なからず、今の時代ならパソコンを使う場面ありますよね?
WordにExcelにPowerPoint、そしてビジネスメール。
ここら辺を一通りできていた方が、仕事の幅だって広がりますし、転職先でも重宝されます。
転職することを見越して、夜間のパソコンスクールに通い出す人もいました!
③上司からの圧力。
3つ目は「辞める」と申告した際の上司からの圧力が強い、ということが挙げられます。
「福利厚生もしっかりしているし、お給料の水準も高い、お休みだってしっかり取得できる、こんないい職場なのに、どうして辞める必要あるの?」
私の働いていた銀行の上司たちは、辞める人に対して、結構キツめなトーンで決まってこの質問を投げかけてきました。
その言葉の裏には、部下が辞めてしまうと自分の査定に響いてしまうから困るという意図が含まれています。
この圧力に負けて、また銀行員として働く選択をする方もいらっしゃいました。
どうしても銀行を辞めて転職をしたいと強く希望する人は、
どうして転職したいのか、
転職してどうなりたいのか、
など計画的に上司に伝え続け、辞める時は逆に転職することを応援してもらっていました!
計画的に根回しをすることがポイントなのかもしれません!
銀行を退職後の男女別進路。
やっと辞めることが決まった銀行員。
彼らは果たして、どんな職業を選ぶのでしょうか?
ここでは、男女別で見ていきたいと思います!
男性行員の場合。
男性の場合は、若いうちに辞めるか、ある程度のキャリアを積んで辞めるパターンが多いような気がします。
今までとは全く違う職業を選ぶ人もいれば、今までの知識を生かせるような職業を選ぶ人もいました。
私の周りの銀行員たちは、後者の方が多かった気がします。
下記は、男性行員が転職先によく選んでいた職業になります。
- 保険会社
- 証券会社
- 今まで勤めていた銀行よりも規模が大きい銀行
- SE
- 公務員
- 実家の家業を継ぐ
- 広告代理店
銀行での成績がいいと、保険会社の方からのヘッドハンティングがあるみたいで、
私の周りも保険会社に転職する方は、本当に多かったです。
女性行員の場合。
女性の場合は、何かやりたいことがあって転職をする、というよりも、銀行の人間関係に疲れてしまって転職するケースが多いような気がします。
以下は、女性行員が退職後によく選ぶ職業になります。
- 専業主婦
- 一般企業の事務員
- 一般企業で経理
- アパレルの店員
- ネイリスト
- 旦那さんの家業のお手伝い
- ハンドメイド作家
- 医療事務
- Webデザイナー
私の周りは、結婚を機に退職、専業主婦になる方が多かったです!
【まとめ】銀行員の転職に計画性が必要な理由と男女別転職先。
銀行員が辞めるときに計画性が必要な理由についてまとめると、
・人員配置の関係上、早めに申告する必要があるから。
・パソコンスキルに乏しいため、転職に向けてパソコンスキルを習得する必要があるから。
・「辞める」と報告した際の上司からの強い圧力がある為。
銀行員の転職先についてまとめると
・男性は、保険会社や証券会社など銀行での知識や経験を生かせる職業を選ぶ人が多い。
・女性は、結婚を機に退職し、専業主婦を選ぶ方が多いが、簿記の知識を活かして経理の道を選ぶ人もいる。
銀行独自のルールや風習が多い為、銀行を辞めてしまうと転職先に困ると言われていますが、
意外と色んな職業に転職されています。
一度きりの人生ですから、なりたいと思った職業にチャレンジすることも悪くないですよね!
銀行員のスキャンダラスなネタもあるよ!是非、読んでみてね!