あなたの周りのもいませんでしたか？
出世できないおじさん。
出世しないからといって、人格がおかしいとか性格に欠陥があるとかいうわけではありませんでした。
むしろ、出世はしてないけど、「いい人」が多いイメージでした。
そこで、この記事では出世できないおじさん銀行員の特徴について徹底解明しようと思います！
銀行員の出世できないおじさんは愛される！
私が銀行で一緒に働いた出世できないおじさん達。
このおじさん達は、コミュニケーションスキルが高めでした。
ここでは、「出世できないおじさん銀行員」とはどういう意味なのか、合わせて出世できないおじさんはコミュニケーションスキルが高いのか調査しようと思います！
出世できないおじさん銀行員の定義とは？
ここでは「出世できないおじさん銀行員」について定義したいと思います！
私の働いていた銀行では６０歳が定年でした。
しかし、その定年を迎える前に「役職定年」という制度が私の働く銀行ではありました。
この役職定年制度とは役職がある人は５５歳になると、その役職を降りないといけない制度です。
つまり役職定年を迎えると、その後の昇進の可能性はなくなり、給料が減額されてしまうのです。
逆を返せば銀行員は５５歳までは出世するチャンスがあるということになります。
そして銀行員の出世のピークは４０代といわれています。
なので、ここでは「出世できないおじさん銀行員」と以下のように定義したいと思います。
役職がついていない、
もしくは勤務年数を重ねれば誰でもなれる次長どまりの５０〜５５歳以下の銀行員。
ちなみに次長とは、銀行の支店のポジションで、支店長の次のポジション。
つまり、次長までは年功序列制度で出世できるってことですね。
続いて、出世できないおじさん銀行員は本当に優しいのか調査していこうと思います！
出世できないおじさん銀行員はコミュニケーションスキルが高い！
出世できないおじさん銀行員は本当にコミュニケーションスキルが高いのでしょうか？
長年、銀行員として従事している出世できないおじさん銀行員。
銀行の業務はコミュニケーションが不可欠。
その為、銀行員はコミュニケーションスキルが培われるのです。
特に、出世できないおじさん銀行員は聞き上手、話し上手でした。
その為、お客様だけの信頼だけでなく、部下や同僚からの信頼も大きい印象でした。
ここで、私が一緒に働いたことのある「出世できないおじさん銀行員」についてお話ししたいと思います。
定年まで、あと１年の出世できないおじさん銀行員。
私が働く支店の次長でした。
この次長、人当たりもよく、コミュニケーション能力も高かった為、お客様からも一緒に働く行員からも愛されていました。
田舎の支店だった為、年配のお客様は世間話をしに次長に会いに銀行に来るほどでした。
この次長、定年を迎えるまで、あと２ヶ月となった１月のこと。
体調を崩し、入院してしまいます。
いつものように次長を尋ねてこられたお客様。
私は次長が体調を崩し、入院したことを伝えました。
「次長の具合はどう？」
毎日のようにお客様は次長の様子を訪ねてこられます。
ようやく次長の退院の目処がたったのは、すでに定年を迎えた６月のこと。
その旨をお客様に伝えると、自分のことのように喜んでいらっしゃいました。
退院し支店にご挨拶にいらっしゃった次長。
その噂をどこらからか聞きつけたのか、お客様たちが支店に集まり出します。
その人数３０人！
病み上がりにも関わらず、そのお客様一人一人とちゃんとご挨拶をしたいと、お客様を引き連れて次長は飲みに出かけました。
このように、出世できないおじさん銀行員だった次長。
しかし、病気になったと聞けば自分のことのように心配してくれるお客様。
元気になったといえば、自分のことのように喜んでくれるお客様が次長には、いらっしゃいます。
このように、出世できなくてもコミュニケーション能力が高い次長には、お客様からとても愛されていました。
つまり、出世できないおじさん銀行員はコミュニケーション能力が高い為、みんなから愛され、人望があるということが分かりました！
続いて、出世できないおじさん銀行員の３つの特徴についてみていきましょう！
出世できないおじさん銀行員は甘いもの好き？３つの特徴を徹底調査！
ここでは、出世できないおじさん銀行員の特徴について調査しようと思います！
私が銀行に勤めている中で、「出世できないおじさん銀行員」には３つの特徴があることが分かりました。
どんな特徴があるのか、早速みていきましょう！
①甘いものが大好き
出世できないおじさん銀行員の１つ目の特徴は、甘いものが大好きということです。
私が一緒に働いたことのある出世できないおじさん銀行員は、甘いものが大好きでした。
店舗の近くに百貨店があり、全国各地のスイーツが催事場にくる度にお昼休み買いに行っていました。
その百貨店で買ったお菓子たちは必ず私たち女性行員にも分けてくれます。
そして女性行員がそのお菓子を食べる姿を嬉しそうに、出世できないおじさん銀行員は眺め、自分もお菓子を頬張っていました。
なんだか、すごく微笑ましい光景ですよね。
このようにして、出世できないおじさん銀行員は、女性行員の心を掴んでいくのですね。
ということで、出世できないおじさん銀行員の特徴は、甘いものが大好き、ということでした。
続いてどのような特徴があるのか、みていきましょう！
②ゆるっとした体系。
出世できないおじさん銀行員の２つ目の特徴は、体系がゆるっとしている、ということです。
これは1つ目の特徴と大きく関係しています。
出世できないおじさん銀行員は、甘いものが大好きでしたね。
昼休みに最寄りの百貨店に行っては、お菓子を買い、女性行員と一緒にお菓子を食べる習慣があります。
しかも、出世できないおじさん銀行員、営業時間中は、ほとんど机に座っています。
トイレか、食事か、支店長に呼ばれた時か、窓口の女性行員がクレームで怒られているのを気づいてフォローしにいく。
出世できないおじさん銀行員が、席を立つのはこれぐらい。
毎日カロリーの高いお菓子を食べ、運動はしない、そんな中年男性はどうなると思いますか？
ゆるっとした体型になるわけです！
ということで、出世できないおじさん銀行員の2つ目の特徴は、ゆるっとした体系ということが分かりました！
では3つ目はどんな特徴なのでしょうか？
見ていきましょう！
③身なりはだらしない。
出世できないおじさん銀行員の3つ目の特徴は、身なりがだらしないということです。
「人は見た目が９割」
という言葉の通り、出世する人はきちんとアイロンが当てられたワイシャツ、ピカピカに磨かれた靴、体型にフィットしたスーツを着こなしていました。
しかし、出世できないおじさん銀行員はというと…
シャツがスーツのズボンから出ている。
メガネのレンズに油汚れがついている。
スーツが体にフィットしていないのか、なんだかダボっとしている。
こんな感じで、だらし無く見えました。
いい人なんですけどね。
だけど、人は見た目が９割。
身なりも出世に多少は関係しているのだと、出世できないおじさん銀行員を見て私は実感していました。
ということで、出世できないおじさん銀行員の3つ目の特徴は、身なりがだらしないということが分かりました！
出世できなくても銀行を退職後の人生は充実できる！
出世できないおじさん銀行員は、出世できないからといって決して不幸だったわけではありません。
私が知っている出世できないおじさん銀行員のお話をしたいと思います。
この出世できないおじさん銀行員、コミュニケーション能力が高かった為、部下からとても慕われていました。
惜しまれながらも、銀行と定年退職したおじさん銀行員。
この元おじさん銀行員、子供がいなかった為、奥さんと二人で暮らしていました。
引退後、奥さんと庭いじりを楽しんだり、二人でドライブにいったり夫婦の時間を楽しんでいたそうです。
そんなある日、元部下の男性行員が訪ねてきます。
「元気かな？と思って」
と用事がないのに元部下の男性行員は会いに来てくれたようです。
それから元部下は週１回で、元おじさん銀行員の家を尋ねては、ただただ世間話をしに行くようになったそうです。
元おじさん銀行員を尋ねる部下は１人だけではありませんでした。
時には複数人できて、元おじさん銀行員の家でバーベキューをしたり、花見をしたりしたそうです。
子供がいなかった元おじさん銀行員は訪ねてくる元部下たちを自分の子供のように可愛がりました。
そして、元部下たちも元おじさん銀行員とその奥さんのことを自分の親のように大切にしました。
この元おじさん銀行員は出世はできませんでしたが、引退後は奥様と元部下たちと穏やかな毎日を送っていました。
「元気かな？」
と会いに来てくれた元部下も、子供がいなかった元おじさん銀行員を心配してくれたのかもしれないですね。
このように出世しなくても銀行を引退後も自分のことを心配して訪ねてきてくれる部下がいるということは幸せなことだと思います。
これは、今までに築き上げてきた元おじさん銀行員の人徳ですよね。
つまり、出世できないおじさん銀行員の退職後の末路は、人徳のおかげで幸せな毎日を送れるってことです！
【まとめ】出世できないおじさん銀行員の特徴。
この記事について、まとめていこうと思います。
・出世できないおじさん銀行員は、長年銀行に勤めて培ったコミュニケーション能力が高い為に、お客様からも、行員からも愛されていました。
・出世できないおじさん銀行員の特徴は３つあります。
・1つ目は甘いものが大好きで、自分が買ってきたお菓子を女性行員に分けてくれます。
・2つ目は甘いものが大好きな上に、あまり動かない為、ゆるっとした体系をしています。
・3つ目は身なりがだらし無いということです。
もし、出世をバリバリしていたら、病気を心配してくれるお客様がいるのでしょうか？
出世をしていたとしたら、女性行員たちと仲良くお菓子を食べる時間があるのでしょうか？
出世する、出世しないは銀行員は選ぶことができません。
しかし、周りから愛されて慕われる働き方ができる、出世できないおじさん銀行員、私は好きです。
銀行員の人間関係まだまだ暴露中！ぜひ、読んでみてね！
