銀行員の三種の神器ってご存知ですか?
それは「電卓」「メクール」「印鑑」!
これは、銀行を退職するまで使い続けます。
銀行に勤めていると、使いやすいメーカーや好みのメーカーがだんだん分かってきます。
この3種の神器の中でも、「電卓」にこだわる銀行員は、たくさん!
そこで、この記事では、銀行員の三種の神器とは何か?と、実際に私が銀行で使って良かったオススメ電卓3選をご紹介しちゃいます!
銀行員の三種の神器は「電卓」「メクール」「印鑑」です。
そもそも何で、「電卓」「メクール」「印鑑」が銀行員の三種の神器と言われているのでしょうか?
ここでは、「電卓」「メクール」「印鑑」が三種の神器といわれている理由について解説しようと思います!
1つ目の銀行の三種の神器は「電卓」です。
電卓がなければ、銀行員の仕事はできないといっても過言ではありません!
電卓を使うことでミスを最小限に抑え、正確性を確保することができます。
なので例えば「1+1」といったような簡単な計算でも、銀行員は電卓で計算します。
なんで銀行がそこまで正確性を大事にするかというと、誤った計算や数字のミスは重大な結果をもたらすからです。
これは私は実際にやらかしてしまったエピソード。
税金を納めにこられたお客様。
納税する金額より多めの現金をお預かりしました。
お預かりした金額と税金の納入額を電卓で差し引いて、お釣りの金額を算出。
電卓に表示された金額をお客様に見せた上で同じ現金をお返しする、というのが本来の方法。
しかし、私は税金の納金にきたお客様に対して、暗算で計算しお釣りをお返ししました。
「お釣りの金額が間違っている」
とお客様が帰宅後、クレームの電話が銀行へきました。
結局、差額のお釣りをお渡しして何事もなく終わりました。
しかし、そのお客様は銀行に来店するものの私が座っている窓口には2度と来ることはありませんでした。
私はそのお客様の「信用」を失ってしまったのです。
お客様のお金をお預かりしている銀行にとっては「信用」はとても大事。
私は電卓でお釣りを計算することを怠ったことでお客様の「信用」を無くしました。
銀行も小さなミスにより今まで培ってきた「信用」を簡単に失ってしまうのです。
その為、小さなミスを出さない為にも「電卓」は必要なのです。
銀行員の三種の神器の「電卓」は小さなミスを発生させない為でした。
つづいての銀行員の三種の神器「メクール」について解説していこうと思います!
銀行員の三種の神器の2つ目は「メクール」です。
このメクール、何のために使うかというと札勘の時に使用します。
札勘とは、お札を数えることを指します。
銀行員は1日何千枚も札勘します。
お札って水分と油分持っていかれるんです。
水分と油分を持っていかれるとお札はうまく数えれません。
2枚一緒に数えたり、指の間からお札が逃げていったり…
それをサポートするのが、このメクール。
これを親指と人差し指の腹に塗り込んでお札を数えると、適度な油分と水分でスムーズな札勘ができるのです。
正確な札勘は、銀行の「信用」を示す要素の一つ。
お客様が預けた現金の正確な処理は、信頼関係に欠かせません。
もし、自分が預けたお金が間違った金額で入金されていたら、不信感をいだきませんか?
誤った札間は「信用」を失ってしまうのです。
このように、正確に札勘をする為に銀行員の三種の神器の一つとして重要な存在なのです!
続いて、3つ目の銀行員の三種の神器についてみていきましょう!
銀行員の三種の神器の3つ目は「印鑑」です。
銀行には印鑑文化が根付いています。
自分が処理した伝票には必ず、係員として印鑑を推します。
そして、銀行内の書類で間違って記入すると訂正印を押すのです。
銀行に入行すると、まず始めに作らせれるのが2種類のシャチハタ。
しかし、普通預金の払い出しの時に、使用する銀行印は、このシャチハタは使用できません。
銀行印には朱肉を使用した印鑑を使用しますよね。
これには、銀行員が1日に印鑑を押す書類が沢山あるためです。
たくさんの書類を効率的に捌くため、シャチハタを愛用するのです。
このように、「シャチハタ」は銀行員の書類を効率的に捌く為に、銀行員の三種の神器の一つとなっています。
続いて、私が実際に利用してみて使いやすかった電卓3選をご紹介します!
ここでは、元銀行員の私が使いやすいと感じた電卓3選についてご紹介します!
早速、見ていきましょう!
元銀行員がオススメする電卓3選の1つはCASIOの本格実務電卓です。
これは銀行員になって一番最初に購入した電卓でした。
この電卓は、とにかく早打ちがしやすかったです。
調べてみると、この電卓、キーの配置や形状にこだわって作られているそうですよ!
何百枚もの伝票を計算しなければならない銀行員にとって早打ちしやすいのは、とても大事なこと。
なので、早打ちしたい!という人には、この電卓がオススメです。
続いての電卓は、どんな電卓なのでしょうか?
見ていきましょう!
元銀行員がオススメする電卓3選の2つ目は、SHARPの実務電卓です。
この電卓、液晶画面を見やすい角度に変えられる上に表示画面は大きめなのがオススメの理由です。
銀行ではお客様に確認の為に電卓で数字をお見せする機会が多いんです。
ご高齢のお客様に電卓を見せるのには、この電卓は打って付けでした。
なので窓口の女性行員は、この電卓を愛用している人多かったです。
大きめの液晶画面を求めている方は、SHARPの実務電卓がオススメです!
続いては、どんな電卓なのでしょうか?
見ていきましょう!
元銀行員がオススメする電卓3選の3つ目は、無印の電卓です。
この電卓、5年以上愛用し、今も愛用し続けている為、1番のオススメです。
高さを変えられるスタンドがある為、キーは打ちやすいし液晶画面も見やすいんです。
そして、計算した回数が液晶画面の左上に表示されるカウント機能があるんです。
たくさんのレシートを計算する時、どこまで計算したか分からなってしまうことありませんか?
そういう時に役立つのがこのカウント機能。
実際に私も何百枚の伝票を計算する中、電話がなって計算の手が止まって、どこまで計算したか分からなくなることがありました。
しかし、このカウント機能の数字をみて、ここまでは計算していると確認することができたので便利でした。
ということで、元銀行員がオススメする電卓3選の3つ目は無印の電卓でした!
この記事についてまとめていこうと思います!
・銀行員の三種の神器は「電卓」「メクール」「印鑑」でした。
・正確性が銀行の「信用」に直結する為、正確かつスピーディな計算ができる電卓が必要。
・正確な札勘を維持する為、適度な水分を油分を指に与えてくれる「メクール」は必需品。
・たくさんの書類を効率的に捌く為「印鑑」は必要。
・たくさんの電卓を使い比べた結果、電卓をカウント機能があり、高さを変えれるスタンドも付いている無印の電卓が一番のオススメ。
この銀行員の三種の神器は、銀行員が日々の業務を遂行するための必須のツール。
これら三つの道具があることで、銀行員は業務を効率的かつ正確に遂行することができるのですよ。
ある意味、この三種の神器の存在が銀行を支えているのかもしれませんね。
銀行の裏側まだまだ暴露してます!読んでみてね!